店長とバイバイしてから
口元が緩んでにやにやが止まらなくなった
「ひなだって…きゃー!」
とか1人で言いながらベッドで足バタバタしてると突然スマホが鳴った
「ん?坂口先輩…?」
どうしたのかな?と思いすぐ電話に出ると
「ひなー?いまひま?」
「先輩!こんな時間にどうしたんですか!?」
「んー、あのさ、お前は店長といい感じなんだろ?」
「え?うん、まぁ…?」
「じゃあ楠木さんに気を付けろ」
「え、?」
「店長と付き合ってる、てか別れたのか分からないけど…とにかく楠木さんは嫉妬魔ってかちょっと危険な奴みたいだから」
「え!?そうなんですか…だからたまに睨まれたりしたのか…。」
「まぁそれだけ、あとさ。」
「ん?」
「ひなが今でも好きだよ」
「先輩、、」
「大丈夫、お前と店長の関係は知ってるさら。邪魔したりしねーよ」
「先輩…わたし今は先輩のこと尊敬してます、大事な先輩です。」
「ふはっ、ありがとう、ひな。今度飯奢れよな~~~」
先輩はいつものように笑いながら電話を切った。
とにかく楠木さんには気を付けよう。
先輩も応援してくれてるこの店長との恋は絶対に良いものにしてみせるよ
