指先からのメッセージ


トイレで気持ちを落ち着かせ席に戻ると

店長が心配そうに

「気分でも悪いの?ひなちゃん?」

と聞いてきた。

初めて 名前呼ばれて嬉しいけど
今は素直に喜べなくて、、、

「大丈夫です、なんかすみません」

と言いすぐに目を逸らした

帰ろうかな…

そう思ってるうちに席で寝てしまった

「ひな!ほら終わったよ!」

お母さんに頬をぺちって叩かれて
わたしは目を覚ました

慌てて立ち上がると
店長が笑いながら わたしを見ていた

だけど、また目を逸らしお母さんの後ろに隠れた