指先からのメッセージ


~店長side~

なんであの子…
俺は追いかけることもできなかった、

心配そうに外を見てると
亜香里がまた寄り添ってきた。

「…健祐、?今日はずっと一緒だから亜香里のほう見てよ」 

と言いギュッと抱き付いた。
その様子を見て俺はハッとした。

彼女は亜香里だ。
あの子はただ見ていただけだ。