あっという間に卒業式が終わり、、、

髪を染める店長への予約もしっかりした。

「はああ、また店長に会える、、」

にやにやしながら遊んでいた美空にそう呟いた。

「きもいから、、店長って人も可哀想に、、」

「なんだとーーーーーー!」

言い争いをしてると急に美空が真面目になり、、

「でもさ、そんなイケメンで性格も良いなら彼女いるに決まってるじゃん」

と言ってきた。

ズキっと胸は痛んだが、確かにそうだ。

わたしを店長はただの客だと思っているに決まってる

「確かにそうだけど…好きになっちゃったんだもん、、、」

「…こんなこと言いたくないけど、坂口先輩よりは遠いよ」

坂口先輩、それはわたしが前に好きだった先輩。