太陽と月の後継者

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「くーっ!やっぱサンジャは旨いね〜」

ガヤガヤと賑わう食堂に来ているクレア達は、料理を堪能していた。

サンジャとは、炭酸飲料のようなものに海葡萄を混ぜた飲み物である。

「はぁ…もっとクレアみたいに出来ねーのかよ」

ルカが呆れてレイに突っ込む。

「むーりだって!
こんな純粋で綺麗な人なんか
探しても、そう見つからない!」

クロエは、ついに顔を真っ赤にする。

「いや、見た目じゃなくてお前はまず言動からだ」

ルカの鋭いツッコミにレイは顔を歪ませる。

「私はこれでいいんだっ」

「それにレイは、中性的な顔だもんねー」

「リオに言われたかないやい」

その場にいる全員がどっと吹き出す。

「どちらかと言うと、リオの方が女顔で
レイは成長途中の男顔だしな!」

そう言ったキルに、
ふたりは睨みをきかせた。

「「だーれが、女顔/男顔だーって?」」

「ごめんごめんー」

キルは軽く謝った。

ビアンカはというと、黙々とご飯を食べている。

『ご馳走様でした。』

「ご馳走様」

そう言ってクロエとビアンカは立ち上がった。

「えー、もう行っちゃうの?」

『うん。早く寝て準備したいしね』

明日は、予選を突破した3学年を合わせる12人が決勝枠を争う。

「そっかー。」

喋っている隙にビアンカは、
キルにそっと耳打ちした。

“0時、時計塔の裏に来て”

この中に1人だけ、その会話に気づいている者がいたことも知らずに…。

『ビアンカ?』

「何もないわ。行くわよ」

『うん!』

ビアンカはまだみんなに馴染めてないようだと、のんきに考えているクロエだった。