「そうなんだ…。じゃあ、できるようになったら見せてっ!」
「もちろん!レイの解放も見せてよ」
「うん…これが終わったらね」
楽しそうにレイは笑う。クロエが前を向くと、もうすぐ決着がつくところだった。
「そろそろ終わりだね」
よく見ると、ヨウテスの剣は折れていた。
無傷のリオに対し、ヨウテスは息を切らして笑う。
「まだまだ…!ー岩石嵐ー」
いくつもの岩が空に浮き、リオに襲いかかる。
リオはそれを軽々とよけて一番大きな岩を受け止め投げ返した。
そして、死角へ入るとヨウテスの首へ手を当てる。
「俺の勝ち」
その言葉にヨウテスは頷いて、ふたりは光を放ち元の姿へ戻った。

