「ふぉっふぉっ 杖も姫君を受け入れているようじゃ。」 『杖が…私を』 「そうじゃ、杖は生きておる。」 クロエは、杖をバレッタに変形させ髪を留めた。 『ありがとう!おじいさん。』 そう言うと、クロエ達は店を出た。 「たまげたものじゃ。 さっそく杖を変形させよった…。」 アランは少し嬉しそうな、それでいて複雑そうな表情をしてまた店の奥へ戻っていった。