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「クレアー、先生きたよ?」

いつまでも、
ボーッとしている
クロエが心配になり、
隣に座っているレイが声をかける。

『え?あぁ、ごめん』

そう言って前を向くと、
不思議そうにするクロエ。

『あれは、なに?』

その瞳に映るのは、
教卓の上の、ランタンの様なもの。

「あぁ、あれは…」

「あれはフェリーチェと言って、
その個人の属性を
判断するものなんだ。」

レイの言葉にかぶせて、
リオが説明する。

「はー、私が説明しようと
思ってたのに」

すこし不貞腐れるレイを置いて、
また説明を始める。

「属性って言うのは、
光、火、水、風、地、闇の
6つのこと、
1人につきひとつの属性が
生まれつき備わっているんだ。」

『そうなんだ…』

初めて聞く言葉に
興味津々の様子を見せるクロエ。

その様子を見て、
ヨウテスが話しかけた。

「クレアはフェリーチェを
扱ったことがないのか?」

『うん、初めて見たし、
扱ったこともない。』

ではどうやって、
今まで魔法をして来たのかと
疑問に思うヨウテス達。

そんな中、先生が声を上げた。