「おい!はづ急げ!」

「わかってる~!髪がうまくまとまらないの!」

「しょうがねえな。はづ、おいで」

と手馴れた手つきで髪を結んでやる。

「さっすが!手器用だね」

「はいはい、急がないと遅刻するぞ。お前のペースじゃ」

「は〜い」

そうやって家を出た。