中学からの知り合いだが

彼がイケメン風に成長していったせいで

気軽に話しかけれなくなっていた


「神楽さ、さっきしょぼんってなってた」


「何それ」


「“2人じゃないのかよ”

って思ってたでしょ」


「...」


本を置き、高梨の方を見ると

頬杖をついてこっちを見ていた


不気味な笑顔


「知ってるよ

お前らが俺らを見て話してるの」


「そう」