頭をかきながら抜が悪そうに出てきたのは

高梨である


「あんな大きな音で走るなよ」


「春も知ってたの?!

え?俺、超恥ずかしいんだけど」


「後ろから足音するくらい気づくって」


「私は伊吹が四足歩行で

追いかけてきてると思ってたけどな」


「んなわけ」