「あ...」


呼ばれて振り返れば

そこには下駄箱に寄りかかった伊吹がいた


「望、見てない?」


「高梨?

あいつならパシって職員室」


「何それ」


あ...


笑った


笑う...わな、人間だし


「高梨、もうすぐ来ると思う

じゃあ、また明日」