「『…………………』」
なぜか2人は無反応で。
え…驚かなかった…??
「『うぇぇぇぇぇぇ?!?!』」
俺が次の言葉を発しようとした瞬間、2人は声をそろえて叫んだ。
その声量と言うのはどうしようもないくらい大きいもので。
耳が痛かった。
「え…?マジで言ってんの?」
と、弘斗。
『あんた…冗談じゃないよね?』
と、村瀬。
2人とも俺につめよってくる。
なんだよ…2人して。
俺の言ったこと、そんな信用ならねぇのか??
「マジ。冗談なんかじゃない。
俺、みんなと音楽やりてぇから。
それに、音楽好きだから。」
俺の言葉を聞き終えた2人は息を吐き出してイスに座った。
「んだよ…てめぇ…
人のこと、ビビらせてんじゃねぇよ…」
そう言いながら弘斗は俺を睨む。
別にビビらすつもりなんて全然なかったけどな。


