担任は紙に何かを書きながら
「なんだよ…
Black Knifeはお遊びじゃないってか…?」
と、ボソッと呟く。
「先生…それ、どういう意味ですか?」
その呟きを聞き逃さなかった俺は担任へ追求する。
「だから…Black Knifeはみんな本気だったのか、って言う話」
呆れ気味の担任の言葉。
ただ、俺の頭じゃ理解できなくて。
詳しく説明してください、とお願いする。
「なんだ?お前ら。
みんなで考えたんじゃねぇの?
お前を含めたBlack Knifeのメンバー全員、専門学校志望なんだ。
音楽のな。」
やっと理解できた。
そうだったんだ…
雅輝も俊も弘斗も…
「今のところ神谷も田中も今道も同じ学校志望だけど…
お前はどうする??」
資料を渡されるが俺はそれに目を通さず答える。
「俺もその学校にします」


