「やー、夏期講習して宿題して、ってぐらいしかしてないよ?そっちこそどうなの?」 「毎日6時間してるー」 「へぇ!すごい!」 口ではこういってても、なんで6時間しかしてないのに私よりも高い偏差値が取れるのか、くやしくて仕方なかった。 「あっ!そろそろ花火始まるよー!」 一番楽しみにしていた花火。 でも考えていたのは優希の事だった。 同じ高校に進学して、来年は優希と一緒に見られたらいいな...。