「あのさ、慧介」
「ん?どうしたんだよ広太」
「俺嫌だって言ったよね?ホラー見るの」
「んだよ!いいじゃんか!」
ハッハッハと笑う慧介君
どうやら、真島はホラーが苦手のようです
ブツブツ言いつつも、慧介君に首根っこ掴まれながら黙って連行されてるんだから、しょうがないよね
映画館について、チケットとポップコーン、飲み物をそれぞれ買う
「はぁー」
「嘆くな広太!来るところまで来たんだから運命を共にしようじゃないか!」
またハッハッハと笑う慧介君
「はぁー」
同じ『は』しか使ってないのに感情を読み取ることが出来る日本語は本当に素晴らしいと思う

