このバカちんがっ!!!







予鈴が鳴り、クラスに戻ろうとした時




「あ!山本いた!」


「え、何」



「あら、真島じゃない」


そこには、息を切らせた真島がいた




「どうしたの?そんな息切らせて」



「はぁ!?おま、お前、俺が何のためにでかい声で『あ!山本いた!』って叫んだと思ってんだよ
お前を探してるからだろ!」



「ああ!そうか!」




「で、真島はどうして櫻子を探してたの?」



「ん?ああ、さっきからなんか知らないけど元気なかったからさ、もしかして俺のせいなのかと思って、謝りたくて」





「え?全然真島のせいなんかじゃないよ?」



「は?」


「・・・ああ、そうね、真島、あなたのせいじゃないよ」


「うん。だから心配しないで」




「ほんとに?お前、今は大丈夫なのかよ」



「うん!優希に相談乗ってもらって、すっきりしたし!なんかごめんね、心配かけたみたいで」


「ほんとだよ・・・」



ああーと言いながら、真島はうなだれた







「そんなに心配してくれてたの?」





「うん」





ブスッとしてる真島






え、なんか可愛いんだけど!