「おう、遅かったじゃんかよ」
「うん。やっぱり売ってなかった
だから、チョコクルネはまた今度にして」
「お、おう
どうした?すんげえ元気なさそうだけど」
元気を取り戻したのか、くまも消え去っている真島が言う
「え?そんなことないよ
ていうか、アンタお弁当あったのね」
「まあな」
いつもだったら、「だったら行く前に呼び止めなさいよ!」とか言うつもりだけど、今、そしてこれからは、あまり関わりを持たないようにしないといけないし、簡単にしゃべることが出来ない
あの子達、敵に回したら怖そうだし
私は黙って自席に戻り、優希を誘って弁当を食べた

