このバカちんがっ!!!






「おばちゃん!チョコクルネある!?」




「あー、惜しいねぇ、お嬢ちゃん!
さっき、最後のやつが売れちまったばかりなんだよ」





「えー!やっぱり?」






まじか・・・ごめんよ真島





「また明日、もうちょっと早めに来ておくれ」





「うん、分かった!さよならおばちゃん!」




クラスに戻ろう、今日は




そう思い、早めに教室に帰ろうと帰り道を急いでいた時。




「山本さん」




誰かが私を呼び止める声


後ろから?




「無視しないでよ、あなた山本さんよね?」





後ろを向くと、あら可愛い女の子ともう2人、その取り巻きみたいな女の子がいた


上履きが赤だから、私たちと同じ学年・・・でも誰だろう?



分からない




でもわかることは、これ誰が見てもやばいと感じる雰囲気であるということ。