────四時間目が終わったあと
「真島!今日は君のためにチョコクルネを買ってこよう!」
くまができていた目を治すと言って、授業以外、休み時間は全力で眠っていた真島を起こして、うちの高校の生徒が絶対喜ぶ台詞を言う
「・・・お前、マジで出来るの?あそこのチョコクルネをなめんなよ?
こんなこと言ってる間にもうなくなってるぞ?今頃」
「え!?でも確かに!!!今からでも行ってくるー!」
そう言いながら私は手を振って走り出した
だから、その裏で、そんな私達をじっと見つめる人がいた事を私は知らなかった───
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