このバカちんがっ!!!






────四時間目が終わったあと



「真島!今日は君のためにチョコクルネを買ってこよう!」




くまができていた目を治すと言って、授業以外、休み時間は全力で眠っていた真島を起こして、うちの高校の生徒が絶対喜ぶ台詞を言う





「・・・お前、マジで出来るの?あそこのチョコクルネをなめんなよ?
こんなこと言ってる間にもうなくなってるぞ?今頃」






「え!?でも確かに!!!今からでも行ってくるー!」




そう言いながら私は手を振って走り出した






だから、その裏で、そんな私達をじっと見つめる人がいた事を私は知らなかった───