このバカちんがっ!!!






これからは授業の時、もう少し目を見開く努力をしよう・・・










「・・・はよ」


そんな会話をしていると、真島が来て・・・


「おは・・・って真島!?アンタどうしたのその目!」





真島の目は、くまができていた





「目・・・??あぁ、妹に、映画見させられてたんだよ、昨日の夜」






・・・はい、?





「その映画が結構長かったのと、感動ものでさ、俺涙が止まらなくて止まらなくて・・・
だからかも」





「つまりあなたはその感動ものの映画に泣いて泣いて泣き尽くして、しばらく眠れなかったと?」





「まあ、そういうことになるな。
だって、犬と飼い主の物語だぜ?泣かない方がおかしいだろ!
でも見ろよ!俺全然目腫れてない!

おい、何故かわかるか?」




まあ、だいたい想像できるけど、聞いて欲しいみたいだから聞いてやるか。




「なんで?」





「ちゃんと保冷剤目に当てて冷やしてたからさ!」





うん。この人はある意味期待を裏切らない。私の予想通りの答えをしてくれた



「わーすごいすごい」






「お前、棒読みにも程があるぞおい」