両親には、ものすごく怒られると思ったけど、今回は完全に俺の責任
全ての出来事を話した
幸い、弟は風呂に入ってたから聞いてないけど
「・・・ってことが起こって
俺、何もしてあげられなかった・・・」
全部話し終わると、両親は、
「お前は今日のことで深く反省している
何もしてあげられなかった自分に残念な気持ちを持っている
それは確かか?」
「ああ、どれもほんとの事で、どれも同じ正直な気持ち」
「そうか・・・」
父さんは、しばらく黙っていたけど、
「確かにお前はその女の子に怖い思いをさせてしまった
でも、それをお前は過去の事実としてただ受け入れるのではなく、反省し、後悔し
もしかしたらそれが当たり前なのかもしれないが、それを包み隠さず私たちに言った
お前の今日の行動は決して間違っていないと思う」
「母さんもそう思う
父さんの言うとおりだと思うわ でも、一応向こうのご両親にはお電話しなくちゃ」
そういって、母さんはパタパタと電話機の方へ向かった
父さんと向かい合って、しばらく沈黙が続く

