このバカちんがっ!!!





両親には、ものすごく怒られると思ったけど、今回は完全に俺の責任





全ての出来事を話した



幸い、弟は風呂に入ってたから聞いてないけど






「・・・ってことが起こって
俺、何もしてあげられなかった・・・」






全部話し終わると、両親は、





「お前は今日のことで深く反省している
何もしてあげられなかった自分に残念な気持ちを持っている
それは確かか?」




「ああ、どれもほんとの事で、どれも同じ正直な気持ち」






「そうか・・・」



父さんは、しばらく黙っていたけど、




「確かにお前はその女の子に怖い思いをさせてしまった
でも、それをお前は過去の事実としてただ受け入れるのではなく、反省し、後悔し
もしかしたらそれが当たり前なのかもしれないが、それを包み隠さず私たちに言った


お前の今日の行動は決して間違っていないと思う」






「母さんもそう思う
父さんの言うとおりだと思うわ でも、一応向こうのご両親にはお電話しなくちゃ」



そういって、母さんはパタパタと電話機の方へ向かった





父さんと向かい合って、しばらく沈黙が続く