このバカちんがっ!!!





気づくと、私達は隣町の大きな本屋さんの前にいた





「へぇ、真島本好きなの?」




「まあな 中にはいろう」





ドアがウィーンと、電子音を立てて、静かな店内の空気が私たちを包む





私も、本屋の空気とか、本自体、嫌いではない




いつの間にか手も離され、横で真島が目をキラキラさせながら本を読んでいた