黙って話を聞いていた優希は 「それ、恋なんじゃん?」 とだけ私に伝えてきた 「へ、こい?」 「何よ、恋って単語くらい知ってるでしょ?」 「まあ、知ってるけどさ、 でも!ドキドキなんて全然しないよ?むしろ最初は嫌いだっ・・・」 「ほんとの恋は」 私を遮って優希が口を開いた 「ほんとの恋は、安心感を得るんだってよ?」 「・・・でも」 「まあ、よく考えてみな」 また遮られて、優希はお茶買ってくると言って教室を出てった 恋、か・・・