このバカちんがっ!!!




黙って話を聞いていた優希は




「それ、恋なんじゃん?」




とだけ私に伝えてきた




「へ、こい?」





「何よ、恋って単語くらい知ってるでしょ?」





「まあ、知ってるけどさ、
でも!ドキドキなんて全然しないよ?むしろ最初は嫌いだっ・・・」






「ほんとの恋は」





私を遮って優希が口を開いた





「ほんとの恋は、安心感を得るんだってよ?」




「・・・でも」





「まあ、よく考えてみな」





また遮られて、優希はお茶買ってくると言って教室を出てった








恋、か・・・