「いいよ」



「ほんとに?ありがとう!」




頬を赤くして言う川上




大丈夫か?熱、熱なのか!?




「川上大丈夫か?ごめんな熱あるのに気づかなくて」





「あ、全然そういうことじゃないの
元気だから、安心して」



「そうか?じゃあ、また学校で」




そう言って俺は川上に背を向けた























かげでにやりと笑う川上のことなんて知りもせずに。