クエスター。それは特殊な能力者とチームを組んだ元軍隊や警察、特異分野を極めた物達の総称である。
彼等はリクエスターと呼ばれる依頼専門の組織や一般の人々から様々な依頼を受け、オートレイド達とは別に人間のみで構成されたメンバーで依頼をこなす、また、オートレイド達の奇襲にやる街の防衛、工場の破壊等々様々な任務もこなす10年前の異変発生直後から唯一発足された自衛システムであり、その数は活動停止中のものを含めば200を超える。しかし、現在動きのあるクエスターチームはごく僅か10数ヶチームとされている。
一般の人々でも訓練し資格を得ればメンバーになることは可能である。が、大抵は、特殊能力者と指揮官、などからメンバーを短い選抜し、4~6人位で依頼に当たる。
ミキ「最近、オートレイドの襲撃が減ってるね。」
拓郎「だが相変わらず敵のレベルは高い。お前のように探知能力に優れた物がいなければ相手に対応できない。」
ミキ「父さんと英二は?」
拓郎「隣のレストンまで行く家族のグループの護衛で今は、山越えの途中のはずだ。後2時間もすれば街に到着するはずだ。」
ミキ「オートレイド達が街の道路にいるから危険でも歩いてレストンまでたどり着かなきゃならないからそれだけ時間がかかるね。」
拓郎「まあ、護衛として一般市民を守りながらだからしょうがないさ。まあ、英二もいるし大丈夫だろう。」
・・・一般「まさかこの山越えに張ってる奴がいるなんて」
英二「数が多すぎる・・このままでは・・はあはあ」
人数を裂き過ぎた為、奇襲に間に合わない親子のクエスター。次第に追い詰められる、そんなとき彼らにに一つの運命、その針がまわりだした。
英二「あれ、今、そこの石どこへいった?」
笹賀枝「英二、こんな時になにを言ってるの?」
英二「いや、さっき崩れた処の部分がなくなってるんだ。」
英二「はあはあ、も、もしかしてゲート?いや、でもこんなところに出るのか?」
笹賀枝「迷っている暇はない!この状況を打破するためにはあれにかけるしかない!」
英二「すみません。今からあそこに全員で飛び込みます。」
ユカ「どうやって行くの?私たち空なんて跳べないよ?」
英二「大丈夫、僕が全員を球体の幕で覆いますからなるべく一ヵ所に固まって下さい。」
英二は特殊な球体の物を手からだせる能力者だった。それは人など自分が通したいと思う物は通すことができるが通したくない物、また無機物は通らない特殊な球体で彼はそれで自分ごと全員を包み込んだ。
・・・無線「こちらクエスターチームロズニックより緊急通信!」