社内恋愛発令中【完】

頼まれたことを頑張ればいいだけだ。



頷くと蓮也さんは仕事に戻った。



「係長、双葉さんのこと気に入ってるんじゃないの〜?」



と、後ろで桜瀬さんがあたしの背中を突つく。



あたしは勢いよく振り返って抗議した。



「そ、そんなことないです!やめてくださいよもうっ」



さっきから桜瀬さんと遥さんのせいで、あたしはいつも通りを保てない。



意識せざるをえなくなるならやめてほしい。



「そんなこと言って、係長と場所取り嬉しいくせに〜」



あたしをからかう桜瀬さんから視線を外し、パソコンと向き合った。



「別に係長と場所取りだからってわけじゃないですぅ」



「素直じゃないなあ双葉さんも」