社内恋愛発令中【完】

「他社との契約が決まった」



「…え!?」



少しだけ息を切らした蒼井さん。



あたしは早すぎる話しに目を丸くする。



「俺のプレゼンをよほど気に入ってくれたらしい。3社から話しがきてる」



「う、うそ……」



まるで夢のような話しだ。



プレゼンの内容を考えるために何ヶ月と時間を要した。



あたしと蒼井さんで、夜中まで考えた内容が気に入られている。



これほど嬉しいことはない気がした。



「双葉のおかげだよ」



あたしの頭をポンポンと撫でる蒼井さんに、あたしは首を振って見せる。