社内恋愛発令中【完】

怖い。



冷めた笑顔も見下ろす目も。



まるで蒼井さんではないようで。



「…付き合わなければよかったって」



心臓が大きく脈を打つ。



これは、あたしが言おうとしていた言葉だ。



こんなにも、胸を締め付ける言葉だった。



___ドンッ



「なぁ」



あたしの両手を上から抑えるように、あたしに跨る蒼井さん。



その表情は、悲しいものに変わっていた。



「言っていいことと、悪いことくらい…お前にだって分かるだろ」