社内恋愛発令中【完】

誰も見ていない部屋で2人きりなのに、蒼井さんは何もしてこない。



本当はそれが寂しかった。



もっとあたしを必要としてほしかった。



「いつもあたしばっかり」



「双葉」



「…付き合ってないときの方が、もっと接していられた」



「双葉」



言ってはダメだと分かってるのに、傷つけてしまうと分かってるのに。



「こんなことなら…っ付き合わな「双葉!!」



と、蒼井さんが聞いたこともない大声を出した。



ビクッと肩が震える。



「いい加減にしろ」