社内恋愛発令中【完】

これからも秘書として、蒼井さんの隣にいることができる。



なのにどうして、こんなに寂しくなるのだろう。



蒼井さんが黙って、あたしを見つめているのが分かる。



蒼井さんの特別になりたいと、このとき願ってしまった。



「双葉どうし「帰りたく…ない」



見上げた顔。



目を見開いてあたしを見ている。



いつものあたしなら、絶対言わなかった言葉だ。



何も言わない蒼井さんに、後悔が湧いてくる。



迷惑だったかもしれない。



舞い上がっているのかもしれない。



蒼井さんだって、こんなこと言われても困るだけだ。