社内恋愛発令中【完】

「そんな…!蒼井さんのせいじゃ…」



「否定してもらいたくて言ってるわけじゃないよ。…次はもう少し遠出しよっか」



頷きかけた頭。



一瞬思考回路がストップする。



「…え?」



赤になる信号。



重なった目と目。



鳴り響く心臓。



(次はって…どういうこと?)



あたしの心の声を察したかのように、蒼井さんは優しく微笑んだ。



聞きたいのに聞けない。



声が出ない。