社内恋愛発令中【完】

もちろん冗談だ。



結果的に蒼井さんと一緒に居ることができてるから、なんの問題もない。



だけど蒼井さんの憎まれ口に、黙っていることができなかった。



「蒼井さん探して歩いてたら見つかるし」



はあ、とため息をついて、蒼井さんに背を向け歩き出す。



「見つけてもらえると思ってたのにな〜」



「おまえな…」



後ろで言い返す言葉が見つからない蒼井さんがついてくる。



それが面白くて、つい笑ってしまった。



「調子乗ってるだろ」



「乗ってません」



ふふっと笑って前を歩くあたしが気に食わないのか、蒼井さんが隣に来た。