社内恋愛発令中【完】

蓮也さんの名前を聞くと、今日のことを思い出して余計動揺。



蒼井さんは確信に変えたようだ。



「それで?何があったの?」



「いや…そんな言うほどのことでは…」



「隠すことでもない」



そうだろ?とでも言いたげな顔。



言い返す言葉がなく、たじろいでしまう。



「…今日、近くのスーパーに買い物に行ったら、偶然蓮也さんに会って…」



ボソボソと呟くあたしを、頬杖をついて見る蒼井さん。



あたしはふう、と一息ついて続けた。



「いろいろと様子がおかしくて、最後にあたし騙されて……」



そこまで言って口ごもる。