社内恋愛発令中【完】

と、袋詰めをしている最中に蓮也さんが口を開く。



「恋は関係なしに、部長は好き?」



その質問に、あたしは笑って蓮也さんを見た。



「もちろんです」



「どんなところが好きなの?」



残りを袋に入れながら、あたしは一つ一つ思い出すように。



「責任感が強いところ。人のために頭を下げることができるところ。自分を責めてしまうほど真っ直ぐなところ…」



挙げていけばキリがない気がした。



『確認を怠った上司は上司として失格なんだよ』



上司としての責任を強く感じる姿。



『どうか双葉のことは許してやっていただけないでしょうか』



部下のために頭を下げる姿。