社内恋愛発令中【完】

他の誰でもなく、蒼井さんと一緒に。



目が覚めて1人なのは、何よりも怖い。



「…なんだよ、それ」



蒼井さんの小さく呟く声を最後に、あたしは意識を手放した。



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ヒヤリとした感覚に目を覚ます。



太陽の光が窓から差し込み、カーテンの隙間から部屋を照らしていた。



頭の上にはまだ冷たいタオルがあり、蒼井さんが椅子に座って、あたしを見守るようにうたた寝をしているのが見える。



タオルが冷たいということは、ついさっきまで看病をしてくれていたということだ。



蒼井さんの足元に、氷が入った洗面器が置いてある。



胸が締め付けられるような感覚を覚えた。



頭痛はなくなり、悪寒もしない。