社内恋愛発令中【完】

こんなこと考えたくない。



遥さんを疑うなんて最低だ。



目の前に置かれたゼリーやヨーグルト。



静かな部屋に時計の音が響いている。



(蒼井さん、遅いな…)



悪寒がしてベッドに横になった。



頭を割ってしまうかのような痛み。



呼吸が荒くなる。



『あ、いけない!薬忘れてきちゃった』



遥さんの言葉を思い出し、また心が痛む。



遥さんの性格で考えると、忘れた薬は取りに戻るような人のはず。



(わざと病状を悪化させてる…?)