社内恋愛発令中【完】

「ごほっげほっ」



次の日、あたしは高熱を出した。



蒼井さんに電話をすると、最近のストレスのせいだろうのこと。



安静にしてろ、と電話を切られた瞬間、涙が浮かんでしまった。



迷惑や心配をかけるうえに、役にも立たないときた。



蒼井さんの役に立ちたいのに、蒼井さんと仕事をしたいのに、何かが邪魔をする。



どうしてあたしがこんな目に遭うのか、この苛立ちをどこにぶつけたらいいのか。



行き場のない思いが胸の中で湧き上がる。



考えれば考えるほど頭痛に響き、熱は39度を超えた。



水分を取りたいのに立てない。



氷が欲しいのに動けない。



自分の体が悪化していくのが分かる。