社内恋愛発令中【完】

気にせず構わないでいれば、いつか音沙汰もなくなるだろう。



どこか胸がスッとした気分になった。



(持つべきものは友人だなあ)



足取り軽く、あの部屋へと戻る。



「ただいま戻りました〜」



扉を開けて最初に目に入ったのは、蒼井さんの不機嫌そうな顔。



えぇ、とあたしは思わずたじろぐ。



「随分と長いトイレだな」



「だ、だってお腹痛かったんですもん…」



ふーん、と疑う顔を見せながらも、蒼井さんは再びパソコンに向き直った。



「双葉がいない間に、電話3本も鳴ってたよ」



「えぇ!?」