社内恋愛発令中【完】

「詩苑ちゃんって呼んでいい?」



七海さんは綺麗な笑顔であたしを見る。



そんな綺麗な顔されて、断れるはずもない。



「はい!!」



「じゃあ私のことも、名前で呼んでね!」



「いいんですか!?」



興奮して動きが大きくなってしまったあたしの後ろで、またお弁当が弾け飛ぶ。



「あ、また、もうっ」



2度目だというのに、七海さん…改め遥さんはクスクスと飽きずに笑っていた。



「これからよろしくね詩苑ちゃん!」



「こちらこそ!」



初出勤は順調にスタートを切ったのだった。