社内恋愛発令中【完】

「桜瀬さん、どうだった?」



「もうあたし、これから生きていける気しないよ…」



「そ、そんなに?」



心の底から落ち込むあたしを見て、遥さんは事態の最悪さを知る。



「でも桜瀬さんだって会社員の1人だし、詩苑ちゃんに何かするとかは…」



「桜瀬さんの顔見ることがもう怖いよぉ」



半泣き状態で遥さんを見ると、遥さんはハハハ、と苦笑い。



「が、頑張れ詩苑ちゃん」



「他人事だぁあ」



遥さんに泣きつき、遥さんはあたしの頭をポンポンと叩く。



先輩方から変な目を向けられていたことを、あたしは知る由もない。