「知恵ー、反省は後! 今は目の前のボールに一本集中!」 そんなわたしを気遣ってか、亜衣が明るく声をかけてくる。 「はいよっ」 うじうじ悩んでる暇はない…! 集中!!! そう、なぜなら、とうとう2点差にまで追いたから。 土壇場でシュートを決められ、動揺する絇瑠側のチーム。 絇瑠はあくまで冷静にチームメイトに指示を出す。 「落ち着けっ!! あと残り10秒だ!!!! 守りきれば終わりだ! ディフェンスッ!!!!! 行くぞっ!!!」 絇瑠は大声で叫び、気合いを入れる。