「だって…許せないっ!
どうみたって、アレは意図的だった!!
バスケっていうのは、正々堂々と戦うものでしょう!?!
正々堂々と戦える場所でなんでそんなセコイことするわけ!?
許せないっ!
わたしは…怯えながらバスケをしてたのに…。
ハンデを背負いながらバスケしてたのに…。
なんで、絇瑠は相手を傷つけてバスケをするの…!?
そんなの勝ったなんて…言わないでしょ!?
そんな奴に拍手あげるなんて違うでしょ!?」
「知恵…」
「やり方がきたないっ!
そうやって、ズルしたのに拍手もらって、注目を浴びるなんて…!
おかしいよ!
みんなが見なければ…?
みんなに見えなければ…?
公にされなければ…?
本人が言わなきゃそれでいいの…!?
そういうことじゃない!
柚歌先輩ようなやり方のバスケはもう見たくないっ!!
嫌だ。
わたしは認めない。
こんなので嶺央が負けたってパーゲンダッツ奢ってもらうことに値しないっ!!
問題児を…成敗してやる…!」