「ね、念には念を!ってやつさ!
ま、わたしいなくても勝てるっしょ?
女バスは亜衣と巫美いるし、男バス…あー、嶺央だけかぁ…」
「嶺央だけって、どういう意味だよっ!
なんか、その不安げな言い方!!
よし、決めた!
俺達のチーム優勝したらパーゲンダッツ奢れよ!?」
「望むところよ!
嶺央が負けたら、わたしにパーゲンダッツ奢りなさいよ!?」
「おうよ!」
嶺央がフッと自信満々に笑っていると、黒い影がかかる。
「奥出君?
授業始まってますよ!
なのに、なんで何も出てないのかな?」
黒い影こと、冬坂先生が素敵な笑顔で話しかけている。
「あ、あれ、もう授業始まってるんすか?」
少し慌てながら、先生に笑顔を向けながら答える嶺央。



