バッ


わたしは思わず目を開けて、ベッドから起き上がる。


薄い水色を貴重にした部屋。


茶色の天然の木を使用した机。


「はぁはぁはぁっ!!!!


…大丈夫、大丈夫。




ここは家の中。


もう、中学生じゃない…!



高校生…。



過去のことだ…忘れろ。



もう、柚歌先輩は居ないんだから」

強く強く言い聞かせる。


もう忘れなきゃ、いけないのに…。



前へ進まなきゃ、いけないのに…。



柚歌先輩のことはもう忘れろ…!


関係ないんだから…。



大丈夫…。



だって…バスケからはもう離れたんだから…。