「あ、うん。
いただきます…ってだ!か!ら!
そうじゃなくて!」
「3人がね、玄関で待ってて暇そうだったから、ちょうど具材余ってたし作ってあげたのよ」
笑顔で返してくるお母さんにため息が出る。
「もう…いいや。
なんでもない…。
いただきます」
「あ、知恵〜!
おはよん」
これはまた、天使な笑顔でこちらを見ながら挨拶してくる巫美ちゃん…。
くっそぅ!かわいいじゃないか!
先食べてたこと、勝手に入ったこと許しちゃうぐらい、癒されるぜ!
ニコニコ顔になった矢先。
「そうやって、俺様が居るからって嬉しくて意地張るなってば!」
嶺央の一言で一気に冷める。



