「うーん!美味しい!
さっすが、知恵のお母さん〜!」
「俺もお母さん、知恵のお母さんが良かったわ…」
「美味しい…」
3つの感想が並ぶ食卓。
いや、お父さんじゃないよ?!
まぁ、いろいろあるし?
弟は寝てるよ!?
ほか、家族おらんよ!?
いや、そこじゃない!!!
「なぜ、3人がリビングにおるん!?!」
びっくりするわたしをよそに巫美、嶺央、亜衣はお母さんのフレンチトーストを美味しそうに食べる。
「あら、ちぃ
遅いじゃない。
ほら、早くご飯食べなさい」
当然のように3人の横のテーブルにフレンチトーストの皿を置くお母さん。



