「歩影…!!!」
「やっと謹慎明けましたよ。
どっかの誰かさんが黙秘なんてするから。まぁ、殴った僕も悪いんですけどね。
謹慎前は、知恵先輩ふざけんなと言っといて…
謹慎後は、知恵先輩…泣
とか、笑っちゃいますね。
ったく、世話の焼けるご主人ですね」
クスクスと笑う歩影に罪悪感が湧く。
「歩影…、ごめん。
ずっと俺を目覚めさせようと色々してくれたのに、俺…」
「あーあ、そんなことどうでもいいです。
それより、知恵先輩そういうことやったらどうです?
それと亜衣先輩とかね」
「な、なんでお前がそれ知ってんの!?」
こ、こいつ、エスパー!?
「僕の情報網なめないでください。
ほら、やることわかったらさっさとやってください。エスパーとかふざけてないで。
お手伝いしますから」
こんの野郎、急に口が達者になって…
でも…
「…歩影、サンキュ」
歩影がいるからこそ、俺は俺らしくいられる。
ーーー知恵先輩、もう一回俺にチャンスをください。



