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どういうことだ…。
…罠?
…嘘?
お決まりのやり方…?
俺はあの日初めて海荷先輩に会ってからずっと過去のことが気になっていた。
だって当然だろ?好きな人に何があったのか気になるのは。
でも、絶対に話してくれないと思った。
それほどまでに、話しかけるなオーラが出てたから…。
だから、俺は意を決して海荷先輩に過去の話を聞きにいった。
海荷先輩はいい人だった。
緊張する俺を気にしてか、バスケをして緊張を解いてくれた。
バスケも上手くて、優しくてこんないい人をなんで、嶺央先輩達が拒絶するのか不思議で仕方なかった。
そして、海荷先輩から聞いた話は壮絶だった。
ただひたすらに知恵先輩が、嫉妬で海荷先輩を苦しめているとしか考えられない話だった。
最初は疑った。
だって、あんな天然でバカな知恵先輩がそんな海荷先輩をいじめてるとは思えなかった。
でも、聞いてるうちに知恵先輩に対する怒りが湧いてきてた。
…真実はどっちなんだよ。
俺は叩かれた頰を冷やすためにコンビニに行った。



