「あなたのお母さんの働いている先は、あたしの家の会社の子会社なの。
言いたいことわかるかしら?」
「さぁ?」
肩をすくめてみせる。
分からないものはわからないよねー!
「要するに
知恵ちゃん、SGのポジションをあたしに譲りなさい。
今はあたしの方が上手い。
でも、後々に伸びるのはスキル的にはあなたの方。
今はブランクのせいでダメなだけで、練習すれば、あなたはすぐ的確に3Pが打てるようになる。
それにあなたの方が少し長くみんなといるから、チームワークがいい。
だから、チーム的にあなたを選ぶのは必然。
でも、それじゃあ前と同じ。覚えてるよね?3年前のこと。
あなたのせいで、あたしは恥をかかされた。
だから、あなたも恥をかいてよ。
『わたしは下手だから、柚歌ちゃんに譲ります』
って言って、譲りなさいよ。
譲ってくれないなら、あなたのお母さんをクビにするわよ」



